もじりすた
3度のめしより本が好き
読み散らかした中から、おすすめ本を紹介します。
小説を読むにはちょっと疲れた、
かといって家にはテレビがない。さてどうしよう?
そんな時、私は旅行ガイドを読むことにしています。
写真が多いし肩がこらないし、なにしろ脳内旅行に行けるので気分転換にちょうどいい。
そんな「旅行ガイド」の棚を物色中、フシギな本を見つけました。
『イタリアの缶詰』という本なのですが、
「あ?イタリアで売ってる缶詰を紹介する本なんだな?」と思って中を見たところ、
ぜ?んぜん違う。写真一枚入ってない。
あるのはタイトルと文字、そしてイタリアの地図だけ。
これはエッセイなのか?いや、小説?
頭をひねりながら読んだところ、これがまた、おもしろかったんです。
内容はイタリア人のエピソードを中心にした短いエッセイ。
しかし本当にエッセイなのかはちょっと疑問が…。
あとがきで「エピソードのモデルになった友人へ」と書いているので
少しは脚色が入っているのかもしれません。
でも、そんなのカンケーないですね。なにしろ面白いのです。
恋に生きるイタリア男、海外に夢を見る日本人女、マニア垂涎のイタリアチーズ。
気がつくと気分はイタリア。うーん、ピザ食べたい。
しかし、どうしてこれが『旅行ガイド』の棚に?