おすすめ本 -書評-

  • 12.01.25
    死ねばいいのに
    京極夏彦

  • 死ねばいいのに。


    心の中でつぶやいたことがない人はいないんじゃないでしょうか?
    いやーな上司とか、嫌いなクラスメイトを見て、
    そうつぶやいた人は多いでしょう。
    ええもちろん、わたしもその1人です。
    が。
    意外と口に出してはっきりと言った人は少ないんじゃないでしょうか。
    それを京極夏彦さんはなんと本のタイトルにしちゃいました。




    ああ、刺激的なタイトル…。すてき…。
    もちろん、刺激的なのは中身だけじゃあありません。
    みごとにまるっと騙されましたよ、ええ。
    ラスト、思ったよりも強烈なインパクトを残します。
    この話、救いがあるようなないようなストーリーなのですが、
    そんな濁った気持ちでも「うはーおもしろかったあ」と言えるくらい、
    なんだか一気に読んでしまう本でした。


    ああ、昔からわかってはいたのですよ。
    京極さんの本を読み始めたが最後、
    必ずイッキ読みするはめになるって。
    この本もまさにそうでした。
    貴重な休日が見事にこの本に費やされましたとも。
    え?後悔しているのかって?
    まさか。
    ワタクシの休日は、こういうステキな本を読むためにあるのです。





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