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  • 17.01.28
    たまには読書についてのまじめな話

  • 最近、本を読んでいて
    自分の『本の読み方』が変わったことに気がつきました。
     
    それまでは『ただただ読んで楽しい』だけだったのですが、
    最近は読後に『この小説はこういうアプローチをしていて、
    今まで読んだ小説とはちがう、新しい作り方をしているのだな』
    などと、これまでの経験をもとに、体系的に考えるようになりました。
     
    一歩進んだ感想といえばいいのでしょうか、
    そんな感想が自分の脳みそからでてくるとは正直驚きです。
     
    たぶん、ある程度の量を読んで来たからなのかもしれませんが、
    おかげでさらに読書が楽しくなりました。
    ただの一読者には違いなのですが、感想に幅がひろがったというか、
    読後にさらに読んだ本について考えることで、
    お楽しみが二倍になった感じがします。
    特に左記の高橋源一郎氏の本を読んで、その考えに確信が持てました。
     
    最近、おもしろい本がないんだよねー。
    そんな人にはぜひ読書から離れずに、
    少しこれまでとちがうジャンルに手を伸ばして、
    ぜひ読書の手を止めないでと言いたいです。
     
    その先には、さらに楽しい体験が待っていますよと。
     
    《余談》
    もしかしたら、美術も同じことが言えるのではないでしょうか。
    私はアートのことは全く分からず、とくに現代アートについては
    「これのなにがいいの?」状態だったのですが、
    読書について上記の考えになったとき、気がつきました。
    美術も経験があると、新しい作品をより一層、
    色んな角度から感じて楽しめる、ということはないでしょうか。
    ない?ない?だめ?



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