もじりすた
3度のめしより本が好き
読み散らかした中から、おすすめ本を紹介します。
映画「千年女優」を観ました。
ずーっと観たいと思っていたので感無量。
とてもいい、本当に美しい映画でした。
ストーリーはシンプル。
今は引退した大女優のインタビューで話が始まります。
そして気がつけば女優の生い立ち、さらに出演映画と
虚実入り交じっためくるめくストーリーの渦へ。
こう書くと一見、とっつきにくい映画のようですが、
一本びしっと筋が通っているので迷子になることはありません。
次はどうなるんだ〜!といい感じに観客を惑わしてくれます。
しかし話も素敵なことながら、本当に絵がきれいなのです。
どこをとっても美しいシーンが目白押しです。
特に宇宙船の発射シーンの色の美しさったら!
全体的に物悲しい色調が、この映画の何処かさみしい、
そしてどこか壊れているようなそら恐ろしさを
本当にあますことなく描いていると思います。
ちなみに監督の今敏さんは翌年に
映画「東京ゴッドファーザーズ」も作っていますが、
こちらもオススメ。大好きな映画です。
しかし監督の新しい作品はもう観られないのです。
寂しすぎます。