もじりすた
3度のめしより本が好き
読み散らかした中から、おすすめ本を紹介します。
ことあるごとに、本屋さんには足を運んでいるのですが、
この本が目に入ったことが一度もないのはなぜでせう?
今、アマゾンを見たら、「2007年版」「2008年版」「ファイナル」と、
まだまだ私の読んでない巻がいくつもあるじゃーありませんか!
う、うれしいっ!買わなきゃっ!
この本は、大森氏と豊崎氏が主な文学賞のノミネート、受賞作品について
縦横無尽、徹底論破、死人に口なし(?)と、
徹底的に語って語って語りつくす本の2冊目であります。
ファンです。ええ、この大森氏と豊崎氏が大好きったら大好きです。
最初に「文学賞メッタ斬り!」を読んだ時の感動ったら!
どーして直木賞は、「なんでこれなの?」と疑問に思うような
本が受賞するのかしらん、とつねづね思っていたのですが、
この本を読んですっごいすっきりいたしました。
あーなるほどねー、と。
さらに。豊崎氏の読書の好みがまさに私とドンピシャなんですよ。
好きなもの、特に嫌いな本への感想がまさにツボ。
読んでて何度、ひざをぴしゃぴしゃ叩いて「いいぞ!」と叫んだことか。
へたな小説にカタルシスを求めるよりも、
この本を読んだほうがどれだけすっきりするか!というところです。
さらにさらに。この本は基本、対談という形で口語でかかれているので、
テンポがよくて分かりやすい!
難しい文学専門用語(?)もポンポンでてきますが、
それらを辞書で調べたり、話で出て来た作品を調べたりと、
ただ読むだけではない、ちょっと知識がひろがっちゃったりなんかして、
二度おいしい本であります。
自分の身近に、こうやって本について熱く語れる友達がいればなぁ、と
この本を読んで何度思ったことか。
いいなあ、いいなあ!楽しいなあ!