もじりすた
3度のめしより本が好き
読み散らかした中から、おすすめ本を紹介します。

映画「インターステラー」を見ました。
とてもおもしろかったです。
TARSとCASEという、まさにただの金属直方体の
ロボットが出てくるのですが、この2体にもう首ったけ。
TARSはロボットのくせに軽口たたきまくりなのですが、
CASEは逆に寡黙。そのくせいざという時には、
驚くような変形で(これが本当にかっこいい!)
機敏に動き、人間を助けるのです。
うちにも一台、欲しい!
さらにかっこいいのはロボットだけじゃありません。
クリストファー・ノーラン氏が監督なんですが、
色がとても美しい。
はっきりした色をぜったいに使わない。
くすんだ色、ベースに砂色をまぜたような色といえばいいのか、
独特な味わいをもった映像で、
宇宙のシーンはもちろん、コーン畑の色なんかが
私好みの不穏な色でとても美しかったです。
そしてなによりも嬉しかったのが
宇宙空間での効果音をきちんと消してくれたことです。
ステーションが大爆発しても全く音がないのです。
もちろん宇宙船がエンジン全開にしても外は無音。
しかし空気のある部屋に入ったとたんに音が鳴る。
あああ、素敵。
そんなこの映画、父と娘の美しい家族愛のような
切り口で宣伝されているらしいのですが、
実はそんな父には息子もいます。
私、そっちが気になってしかたがありませんでした。
いい息子なんですよ、ほんと。成績もいいし、父の農場も継ぐ。
でも父は自分に似た娘の方ばかり気になってしかたがありません。
あまり息子のことは気にしてないのです。
ちょっと、かわいそうでした。