おすすめ本 -書評-

  • 14.10.22
    BANANA FISH
    吉田秋生

  • 不朽の名作、どこでみかけてもこの漫画はすごい!と
    言われているのを見ていたBANANA FISH。
    しかしわたくし、恥ずかしながら1ページたりとも
    読んだことすらありませんでした。
    で、本日ご縁あって、全巻読んでみましたら奥様!
    こ、これは愛だろ、愛!!!
     
    ストーリーは複雑に見えてシンプルです。
    BANANA FISHという、麻薬がらみの謎の言葉を
    追っていくうちに、壮大な事件に巻き込まれて(突っ込んで?)
    行く、青年アッシュと英二を中心に書かれた話です。
     
    朝三時まで目を真っ赤にして読みました。
    本当に、これから読む人には気を付けてほしいです。
    読み出したら、止まらないぞコレ!
    途中でトイレに一回立った以外、ずーーっと読み続けました。
    全19巻。読み切るのに、六時間はかかったと思います。
     
    実は最初、あんまり乗り気じゃなかったんですよ。
    絵がちょっとなー、と思ってしまって。
    でも最初の数ページでひきこまれました。
    BANANA FISHってなにーっ!?と頭の中で叫びながら読み続け、
    最終巻に向かうにつれて「アッシュー!英二ー!」と
    叫びながら読み続けました。
     
    ああ、これは愛なのですよ。
    読んだ人にはお分かりかと思いますが、愛ですよ、愛。
    麻薬と政治とその他もろもろの衣をまとってはおりますが、
    中心に一本通った筋は、愛であります。
    吉田先生、おそるべし…!
     
    ちなみに。
    ずーーーっと吉田秋生を「よしだあきみ」ではなく、
    「よしだあきお」と呼んでいたことを、ここに懺悔します。



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