おすすめ本 -書評-

  • 16.05.17
    MUSEUM
    ヒグチユウコ

  • この『MUSEUM』は塗り絵本です。
     
    塗り絵、というと延々と白くて味気ない絵がただ続く、という
    イメージが勝手にあったのですが、これは違います。
    もちろん、塗り絵なので色はついていないのですが、
    最初から最後まで、ストーリーがあるのです。
    セリフや説明はありませんが、「次どうなっちゃうの?」と
    わくわくしてページをどんどんめくれるのです。
    ですので何度読んでも新しい発見があります。
    1回目は絵の素敵さに心が震え、
    2回目はストーリーに酔いしれ、
    3回目は細かい部分を見て、くすくす笑う…、というように、
    私は買った日に少なくとも5回は読み返しました。
    不思議で美しい生き物達と少し不穏な世界観は、
    何度読んでも私を楽しませてくれました。
     
    百聞は一見にしかず。
    なんて言ってしまうのは雑ってもんですが、
    ぜひとも実物の本を見てみて下さい。
    しかもネット上の画像ではなく、ぜひとも紙で見て頂きたいです。
    紙面で見る方が、何倍もいい雰囲気です。
    たぶんはまる方はどっぷりとこの世界にはまるでしょう。
    私がそうです。
    すでにポストカードブックも購入済みです。
     
    次は絵本を買うか、作品集を買うか…幸せな悩みです。



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