もじりすた
3度のめしより本が好き
読み散らかした中から、おすすめ本を紹介します。
翻訳モノは楽しいですね。
今日はイギリスの小説を読みました。
海外の小説は大好きなんですが。
本を途中で置いてしまうと、いったい誰がペギーでパットでシボーンなのか、
忘れてしまって、わけがわからなくなるのが辛いです。
脇役になると、そいつが女なのか男なのか、それすらも分からなくなる時も。
ミステリだとたいてい最初に人物紹介がついてるんだけどね…。
ギブミー、関係図!
しかし、この本は厚さのわりに、登場人物が少なくていいです。
ミステリなんかだと、名前を忘れると話が致命的に分からなくなることが多いですが、
これは奥さんに逃げられた旦那と子供、その周りの話なので
名前を忘れても問題ナシ。
読んでるうちに思い出す。
「ああ、シボーン!浮気相手だったね!」と。
ていうかそのくらい、忘れるなって話ですが。
しかいこの本は、いい話てんこ盛りです。
浮気して奥さんに逃げられて、必死で子育てする旦那さん。
自分と子供との関係、そして自分と父親との関係を見つめなおしたり、
最後は勇気のある決断をしたり。ええ、まさにいい話です。
そんな直球勝負のいい話を、いい具合にユーモアをちりばめて
読みやすい文章で書いてくれているので
直球話が苦手な私もぐんぐん読み進めてしまいました。
しかし。
一番心に残ったのは、途中で出てくる緑色のパスタ。
おいしそう…。