もじりすた
3度のめしより本が好き
読み散らかした中から、おすすめ本を紹介します。
映画「インターステラー」を見ました。
とてもおもしろかったです。
TARSとCASEという、まさにただの金属直方体の
ロボットが出てくるのですが、この2体にもう首ったけ。
TARSはロボットのくせに軽口たたきまくりなのですが、
CASEは逆に寡黙。そのくせいざという時には、
驚くような変形で(これが本当にかっこいい!)
機敏に動き、人間を助けるのです。
うちにも一台、欲しい!
さらにかっこいいのはロボットだけじゃありません。
クリストファー・ノーラン氏が監督なんですが、
色がとても美しい。
はっきりした色をぜったいに使わない。
くすんだ色、ベースに砂色をまぜたような色といえばいいのか、
独特な味わいをもった映像で、
宇宙のシーンはもちろん、コーン畑の色なんかが
私好みの不穏な色でとても美しかったです。
そしてなによりも嬉しかったのが
宇宙空間での効果音をきちんと消してくれたことです。
ステーションが大爆発しても全く音がないのです。
もちろん宇宙船がエンジン全開にしても外は無音。
しかし空気のある部屋に入ったとたんに音が鳴る。
あああ、素敵。
そんなこの映画、父と娘の美しい家族愛のような
切り口で宣伝されているらしいのですが、
実はそんな父には息子もいます。
私、そっちが気になってしかたがありませんでした。
いい息子なんですよ、ほんと。成績もいいし、父の農場も継ぐ。
でも父は自分に似た娘の方ばかり気になってしかたがありません。
あまり息子のことは気にしてないのです。
ちょっと、かわいそうでした。
お花見をして来たのですが。
場所によって、桜の香りが違うんですよね。
そのことに初めて気がつきました。
桜、きれいですね。
桜が咲いていると聞くと、
どうしても見に行きたくなってしまいます。
そして必ず行ってしまうのです。
3月にモナコに行って来たわけですが。
面白かったのは、周りの反応です。
「モナコって、あのセレブの国でしょう?」
こういう反応がほとんどでした。
そして私もそうでした。
で、実際行ってみたのですが、意外とふつーでした。
街中はそんなにぴかぴかの建物ばかりではないし、
観光客相手のレストランはそんなに高くない。
とはいえ、街もきれいで治安もよくて、
警察官のお兄さんが「Hi!」と笑顔で挨拶してくれたりと、
とてもゆとりを感じるお国でした。
とはいえ、やはりセレブ国の片鱗がそこかしこに。
マンションの売り出し広告に足をとめると…6億円。
別に特別ゴージャスでもないマンションが6億円。
そして豪華なクルーザーやプライベートジェット、ヘリコプターが
まるで日本の不動産の賃貸情報のように、
普通に店先の売り出し広告に出されていました。
ははは、もう笑うしかありません。
そして夜のホテルでは、ブラックタイの男性と、
ドレス姿の女性が自然にいるのが新鮮でした。
5月のF1シーズンや、8月のバカンスシーズンだと
もっともっと華やかになるのかもしれませんね。
3月というオフシーズンのせいか、ホテルも街もゆったりしていて、
とても居心地がよかったです。
朝起きたら真っ白でした。
今、百人一首の本を読んでいるせいか、
思わずこんな歌を思い出しました。
君がため 春の野に出でて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ
美しいですね。でも現実はこんなもんです。
猫がため 春の野に出でて 仕事する わが愛車に 雪は降りつつ
季節の変わり目が苦手です。
眠くて眠くてどうにもなりません。
これ以上寝たら完全にアウト!
という時間ぎりぎりまで寝ているので、
このところご飯抜きが続いています。
明日はご飯食べられるかな……。
モナコにも行って来ました。
モナコ公国、有名な国ですが意外と場所は知られていないですよね。
フランスの南、ニースの東側にちょこんとある国です。
私も今回、行く事になって初めて知りました。
へえ、こんなところにあるのか。
行き方ですが、モナコ国内に空港はありません。
最寄り空港はニース(コート・ダジュール空港)になります。
ですので私はパリからオルリー空港へ行き、
そこからフランス国内線の1時間半ほどのフライトで
ニースへ行き、そこから車でモナコへ入りました。
空港からモナコの中心地、モンテカルロまでは車で30分ほどでした。
途中は意外とアップダウンの激しい山道ですが、
海が見えたりと、飽きる暇がありませんでした。
海、いいですよね。
しかもまさかこの目で地中海を見る日がやってくるとは。感無量。
もちろん後日、直に触ってきました。
そういえばフランス国内線、機内持ち込みは国際線と同じでした。
液体類は小分けにしてジップロックに入れる。
もちろんペットボトルは持ち込み禁止です。
そうとは知らずにお土産で買ったのでしょうか、
前に並んでいたおばちゃんが、お酒のボトルを捨てていました。
も、もったいない…!
そういう私もミネラルウォーターを捨てるはめになりました。
旅行の荷物はできるだけ減らす派です。
ですのでシャンプーとリンスをパリのスーパーで購入。
パッケージがなかなかかわいいですが、確か1本が3.5ユーロ程度。
スーパーでも最安値の部類でした。
とはいえ、使い心地は良かったです。
右端のボトルは液体せっけん。
ル・プチ・マルセイエというブランドみたいですね。
とってもいい匂いでお気に入りでした。
とはいえこれも安かったです。
他にハンドクリームも買いましたが、やはり4ユーロ弱でお手頃でした。
フランスと言えばルーブル美術館。
ここぞとばかりにしっかり見てまいりました。
まず朝10時前にメトロで美術館まで行ったのですが、
その時点でチケット売り場には長蛇の列が…!
(最後尾には1時間30分待ちと出ていました)
そこで地下のTABACでチケットを買う事に。
ここでも少し並んだのですが、30分ほどで無事にチケットをゲット。
(TABACの看板には美術館共通パスポートしか売っていないように
書いてありますが、実際は当日のルーブルのみのチケットもありました)
さあ入場だ!と思いきや、今度はチケットを持った人用の入り口がない。
もちろん、正面のピラミッド前の入り口には長蛇の列。
「また並ぶの…???」とあわてて入り口を警備員に聞いてみると
みんなして「ピラミッドの前!」と答える。
なんだまた並ぶのかー、としぶしぶピラミッド前に行くと、
なんと長蛇の列の横、よく見ないとわからない、
短いまっすぐの列から入場できたのです。10分ほどで中に入れました。
そ、そういうことだったのか…。
とはいえ、その列の入り口に、看板などは一切ありませんでした。
警備員が立っていて、チケットを見せると入れてくれるだけ。
迷ったのは自分だけかと周りを見てみると、
たくさんの観光客が同じように迷っていました。
なぜ看板を出さぬ…。
そんなこんなで入場し、夕方までたっぷりルーブル美術館を堪能しました。
なにしろ広い。本当に広い。あほみたいに広いです。
1日では見きれない、とガイドなどにありますが本当でした。
10時過ぎから夕方5時まで、昼食をのぞいてずっと歩きましたが、
それでも全部見きれませんでした。
ルーブルに行った事のある人達に「丸1日いたよ」と言うと、
「えーっ、1日いたの???(あきれ顔で)」
「ルーブルよりオルセー美術館の方がいいよ」
「面白くないでしょ?」となぜか散々に言われました(笑)。
でも、私は丸1日いて楽しかったです。
歩き疲れた事で、ルーブル美術館を実感できたような気がします。
そんなルーブル美術館、本当にすごい作品を間近で鑑賞できます。
ガラスケースに入っている絵はモナリザくらいでしょうか。
他は壁にふつーにかかっていて、前にロープも柵も何もありません。
一応、スタッフが監視をしているらしいのですが、
緊張感はどこにもなく、見たいだけ見て、という雰囲気です。
一番のお目当てはニケだったのですが、本当に美しかったです。
羽の後ろの、丸見えの補強プレートもいい味出てました(笑)。
できたらレプリカを買って帰りたかったのですが、
意外と高くて買えませんでした。くやしい…。
1月にパリで新聞社が襲撃される事件がありました。
私はその2ヶ月後にパリを訪れたわけですが、住んでいる人に聞くと
やはり観光客がものすごく減った、ということでした。
あるレストランの方に実際に聞いてみたところ、
「……困りました」とため息まじりにおっしゃってました。
では実際に街はどうなのかというと、
もちろん普段住んでいない私には分かりません。
しかし警察がものすごく神経を尖らせているのは分かりました。
エッフェル塔、凱旋門、ルーブル美術館などの観光名所には
常に軍人が3人1組で自動小銃(?)を持って警備していました。
すぐに引き金をひけるように指をかけた状態で歩いているので、
近くを通るときはかなり緊張しました。
あとはカバンのセキュリティチェックがかなり厳しかったです。
美術館や教会はもちろん、(X線検査をするところもありました)
デパートでもセキュリティ担当者が入り口にいて、
来館者のカバンをチェックしていました。
とはいえパリは色んな国からの観光客でにぎわっていました。
2回ほど、写真を撮ってくれる?と頼まれましたが、
一体どこの国の人だったのか…たぶんヨーロッパの人ではないかと。
日本の人は思ったよりも少なかったです。
特に中心地を離れると、ほとんどと言っていいほど出会いませんでした。